ブラッククローバー:生ける魔導書
すべての記録は、既知の事実から始まる。お前の記録は頼りない。ありふれた名、まだ開かれていない魔導書、そして誰かが書き留めたひとつの事件。
クローバー王国はその周囲で回り続ける。納付期日が訪れ、見回り部隊が馬を走らせ、畑が焼かれ、誰かが火の傍に立っていた者を記憶する。ここでは魔法がそのまま権力となるわけではない。騎士団長、報告書、所有権の申し立て、そして居合わせた者たちのすべてが決定権を持ち、純粋な魔力がそのまま地位に結びつくことは決してなかった。表紙に刻まれた四つ葉のクローバーは徴(しるし)であり、階級ではない。
物語は魔導書授与式から始まる。同年代の十五歳の者たちが塔の前に並び、本がお前に応えるか、あるいは沈黙するか。村の修行者、名家の従者、王室の被保護者、異国の旅人、あるいは単にその場に居合わせた平民――本はその出自を気に留めず、その後に続く入団試験も同様だ。そこから王国をどう歩むかはお前次第だ。騎士団に入るか、あるいは落ちるか。下準備なしに魔法が発動するまで鍛錬を積むか。団長の信頼を得るか、王族の軽蔑を買うか。悪魔と契約し、その代償を支払うか。「白夜の魔眼」より先に魔石を見つけ出すか、さもなくば原作の運命が水のように押し寄せてお前を呑み込むのを見届けるか。
原作の展開は、台本ではなく重圧として訪れる。原作の出来事は時限式の戦線として存在し、お前がその場にいて改変しない限り、元の物語の結末へと収束していく。お前が変えた現実はそのまま残り、以降の人間関係や序列、歴史は、誰もが予想する物語ではなく、現実に積み重ねられた証拠に従って動いていく。
名声とは公の場で勝ち取るものだ。誰もが見上げる場所へ立て。
この世界の仕組み
物語の下には6つのタブがある。【冒険】はチャットと精算確認用で、却下された行の理由がすべて説明される。【魔導書】には、属性、魔力、そして4つのファイルに分かれた各魔法が収められ、それぞれ「未修得」から「極致」までの段階と各段階で得られる恩恵が示される。【絆】は出会ったすべての人物が関係性ごとに分類され、それぞれに対する信頼、敬意、好感度が記録される。【年代記】は原作の記録だ。本来の正史と実際に起きた出来事が並列して表示され、騎士団の順位表も確認できる。【荷物】は所持品とその効果を示す。【盟約】には四大精霊および作中に登場した精霊が、悪魔の台帳とともに並ぶ。契約した精霊の共鳴度はプレイ中に増減し、【盟約】と【絆】の両方に反映される。作中で新たに生まれた精霊にはポートレートを設定可能だ。画像をアップロードするか、Yumina AssetsライブラリからRefまたはURLを貼り付けること。ヘッダーの【設定】には、表示設定と復旧ツールが用意されている。
これらのタブの内容をナレーターが直接書き換えることはない。ナレーターは各行を専用チャンネル(魔力消費、魔法訓練、戦線進展、アイテム獲得、絆の変動)に送信し、インターフェースがそれらを精算する。各行をルールに照らし合わせてチェックし、数値を動かし、却下されたものを報告する。訓練は反復によって進み、昇格の条件が満たされると、ナレーターにその魔法の効果、準備、コストの命名が求められ、その行がお前のページに追加される。魔力は実在する保有量であり、シーンの区切りで自動回復することはない。悪魔の侵食には決して下がらない下限値がある。戦線には時計があり、時計が100に達すると事態が解決・結着する。